修理に出されても異常がない場合が多くあります。修理に出す前に確認して下さい。

配線の接触不良を調べて下さい。
コネクターが接触不良で発熱して周辺のコードを溶かすことがあります。差し込みが緩くなった物はメス側の端子をマイナスの時計ドライバーで修正しますと改善されます。
バッテリーの状態はどうでしょうか。電圧が低いと突然走らなくなります。夏場はバッテリーの消耗が大きいですから、こまめにメンテナンスをして下さい。
前進するがバックしないという症状は、前進後進切り替えスイッチの不良です。バッテリーを外して何回か強めにカチカチと切り替えてみて下さい。
復帰しない場合は交換が必要です。原因は走行中の切り替えです。中立にすることも含めて完全にモーターが停止してから切り替えて下さい。
ヒューズは過負荷を繰り返すと中央部が溶断せずに、両端が切れる場合があります。切れたように見えなくても新品に取り替えてみてください。
突然走らなくなった場合は過熱保護が働いている場合があります。この場合は少し待って冷えれば復帰しますので故障ではありません。
低速が効かない、速度の加減がスムーズでないなどはバッテリーの放電、劣化が原因の場合が多いです。完全に充電された新品のバッテリーでテストして見てください。
以上をご確認の上、宅配便でお送りください。

改造品の修理について

改造品の場合はそのままでは測定器にかけられないのと、分解復元の失敗などのリスクを伴うため修理はお断りいたします。改造品の修理を依頼される場合は、お客様側で出荷時の状態に戻してからご送付ください。
コントローラーその他の電装品はケースを開けた形跡がある物、内部回路を改造あるいは修理された形跡がある物はアフターサービスは致しかねます。ケース内部の部品の販売はしておりません。
部品類は型番が同じでも市販されていない特殊機能の特注品を使用しています。スイッチなどはショートタイプを使用しますのでオープンタイプの通常品に交換すると故障します。
修理対応のために、改造した元の部品は保管しておくことと、ご自分で復元、修理できないなら改造されないことをお勧めいたします。

外箱(ケース)の修理について

電気的な故障は比較的安価に修理可能ですが、外箱を破損しますと修理代が高額になるか、修理不能になる場合があります。外箱を破損しないように丁寧な取り扱いをお願いいたします。

禁止事項

当社製品の電子回路は全て当社で開発、設計、テストを行った物です。特に最近は規制が厳しくなる傾向にあり開発テストには測定環境の整備等に多大なコストと労力が必要です。分解して回路を分析して公開したり、類似商品を販売したり、コピー回路を仲間内で使用するなどの行為は不正競争防止法上堅くお断りいたします。

適合ヒューズについて


FETチョッパーの表示電流はモーターの許容電流とは異なります。製品には表示電流のヒューズが付属していますが、モーターを焼損しないように条件により次のようにヒューズを交換してください。電源電圧には関係ありません。
30Aタイプ   モーター1個の場合は15A(2軸電車メカキット、EGコンポなど)、複数のモーターを直列に接続する
         場合は15A
60Aタイプ   モーター1個の場合は15A、複数のモーターを直列に接続する場合は15A、複数のモーターを並列
         に接続する場合はモーター数×15A
モーターの能力に対して大きいコントローラーを使用する場合はモーターの過熱に注意してください。
特にNゲージなどに使用する場合は1A以下の物に交換しないと、ショートしたときに車両はおろか線路まで溶けてしまいます。火事になることもありますから特に注意して下さい。

コントローラーの種類

コントローラーは入力電圧と電流の種類、出力電流、パックインかユニットかにより区別されています。
◎入力      DC12V、DC24V、DC100V、AC100Vの4種類です。AC100Vは発電機用です。
◎出力電流   10A、20A、30A、60Aの4種類です。タイプによって無い物もあります。
◎パックイン   操作部分と主回路が一体になった物です(直接制御)。入出力電流に見合ったコードが配
          線されますのでコードやコネクターが大きめになります。車両側には何も取り付けません。
          構造が簡単で安価ですが重連運転などに制約があります。
◎ユニット    手元の操作部分(マスターユニット)と動力車両に載せる主回路(スレーブユニット)が分離し
          ています(間接制御)。両者は制御用の細いコードで接続します。コネクターは小型ですから
          スケールの車両に無理なく取り付けられます。重連運転が容易にできるのと、並列使用で
          大出力に対応できます。

モーターの種類

当社では在庫は直流マグネットモーター12V 4000rpm 0.3Nmのみです。その他の製品は納期がかかります。

電圧について

機器の効率と価格は電流に比例します。同じ電力を制御するのであれば電圧を上げれば電流が減ります。バッテリーが1個しか積めない場合は12Vに決まってしまいますが、2個以上積める場合は直列に配線してできるだけ電圧を上げるのが上手な使い方です。たとえば12Vのモーターが1個でバッテリーは2個積める場合、バッテリーは2個直列にして24Vにして、24用のコントローラーを使用してボリュームを半分に絞って使用した方が、2個のバッテリーを並列にして12Vで使用するより効率が良くなります。
サイリスタコントローラーが使用できる発電機は正弦波単相交流100V出力のものに限られます。最近出てきたインバーター発電機は多段疑似正弦波出力であれば使用できます。価格が高い国産の大手メーカーの製品は大丈夫ですが、ステップの少ない安物のインバーターでは使用できません。また電灯線での使用もできませんのでご注意ください。

電源の種類

電源は自動車の始動用バッテリーかエンジン発電機を使用するのが一般的です。
バッテリーは12Vの物なら何でも使用できますが、量販店で一番安いのは35〜40Ahクラスの物です。業務用で使用頻度が高い場合はサイクルサービス用の物をお勧めします。小型の車両でスペースが無い場合は軽自動車やバイク用(6Vは不可)の物でも使用できます。容量の小さいバッテリーは使用可能時間が短くなるだけで、力が出ないということではありません。室内で使用する場合は電解液がこぼれないシールドタイプを使用してください。
電圧は12Vの倍数になります。当社では12V、24V、96V(100Vと表示)の3種類を扱っています。バッテリーの個数は最低で12Vは1個、24Vは2個、100Vは8個必要です。
バッテリーを使用する場合は充電器も必要です。趣味でお使いの場合は量販品の安価な物で十分です。手間いらずの全自動の物も扱っておりますのでご利用ください。業務用の場合は車両に内蔵した物もございます。
エンジン発電機は5インチゲージの車両に納めるには改造が必要な場合があります。直流12Vの補助出力のある物もありますが、容量が小さいことが多いので、AC100Vの主出力を利用します。放熱や燃料の取り扱いに注意すれば充電の必要が無く管理も簡単です。

実用的な電源とモーターとコントローラーの組み合わせ

オーダー品について

価格表記載の物は標準品です。その他はオーダーで製造いたします。外観やメーター取り付けなどお客様のご希望通りに製作いたします。仕様やお見積もりについてはお打ち合わせになりますのでご連絡ください。抵抗式、電動カム軸式、エンジン制御、トルコン制御など多数の経験がございます。

※ブレーキについて

コントローラーに取り付けられるブレーキはすべて電気的なブレーキです。
電気ブレーキは低速では効きが悪くなります。保留用のブレーキとしては使用できません。
発電ブレーキはブレーキ時に発生した電力を抵抗で消費させます。
回生ブレーキはブレーキ時に発生した電力を電源に戻します。電源がバッテリーの場合この電力でバッテリーを充電できますので経済的です。
サイリスタ連続位相制御以外はブレーキ力を連続可変できます。
ユニットタイプはブレーキ無しの物はありません。すべてブレーキ付きになります。

使用上のご注意

違う用途に使用しないでください。定格電流内でモーターの容量に適合するヒューズに交換してください。
不特定多数を扱う用途に使用することは法令で禁止されております。
投げたり落としたりしないでください。改造しないでください。水濡れは厳禁です。
故障しても分解しないでください。分解形跡がある物は修理対応いたしません。
前進、後進スイッチを切り替えるときは中立にすることも含めて、必ずモーターが完全に停止してから切り替えてください。負荷をかけないテスト時でも同じです。このスイッチは通電中に切り替えると破損する構造です。走行中に中立に切り替えて惰行することや、逆転ブレーキは厳禁です。故障原因の大多数を占めますのでお気を付け下さい。
配線を間違えないようにしてください。
配線の被覆の損傷や、断線などはこまめに点検して直してください。
コントローラー本体、モーター、配線(特にコネクター)等の過熱に注意してください。
ボリュームつまみを強く回さないで下さい。回転半径が大きい物に交換する場合は必ず外部に回り止めを取り付けて下さい。
保管するときはバッテリーを外してください。
ユニットタイプの並列運転には専用のコードが必要です。自作品や市販の中継コードでは故障します。
標準品はパルス音が発生します。無音タイプはご相談ください。
標準品は発電機でバッテリーを充電しながらの走行(ハイブリッド)は出来ません。
電灯線100Vには接続できません。電灯線から変換した直流電源にも接続できません。
取扱説明書をよく読んで正しく使用してください。

特徴

最新の電子技術によりエネルギーロスを最小限にしています。特にバッテリーを電源にする物では長時間の走行が可能です。出力は無段階に連続してコントロールできます。ノッチを付けて昔風にすることも容易です。FETチョッパータイプはNゲージ等の小型モーターにも使用できます。

電気は苦手?

大丈夫です。当社のコントローラーはすべて完成品です。配線は電源への配線2本と、モーターへの配線2本だけです。補助配線がある物でもコネクターの接続のみで使用できます。詳しい説明書もついていますので、電気がまるでだめという方でも安心してご使用いただけます。

ここでは当社のコントローラーの特徴とモーターと電源の組み合わせについてご説明します。

コントローラーの選び方

コントローラー種類 入力 出力電流 推奨電源 推奨モーター ※ブレーキの種類 保護装置
サイリスタ連続位相制御 AC100V 10A 800W発電機 80V200W2個まで 発電 過電流、過熱
AC100V 20A 1500W発電機 80V200W4個まで 発電 過電流、過熱
FETチョッパー DC12V 30A バッテリー1個 12V 4000rpm 0.3Nm 2個まで 回生 過電流、過熱
DC12V 60A バッテリー1個 12V 4000rpm 0.3Nm 4個まで 回生 過電流、過熱
DC24V 30A バッテリー2個 12V 4000rpm 0.3Nm 4個まで 回生 過電流、過熱
DC24V 60A バッテリー2個 12V 4000rpm 0.3Nm 8個まで 回生 過電流、過熱
IGBTインバーター AC100V 10A 800W発電機 80V200W2個まで 発電 総合
AC100V 20A 1500W発電機 80V200W4個まで 発電 総合
DC100V 10A バッテリー8個 80V200W2個まで 回生 総合
DC100V 20A バッテリー8個 80V200W4個まで 回生 総合